メイクアップシート
年齢とともに、私たちの肌はシミが出来やすくなってしまいます。
シミが出来るのを防ぐためには毎日日焼け止めを使用し、出来てしまったシミを取るためにはレーザー治療やスキンケア、サプリの利用など、さまざまなシミへの予防・対策がありますね。
そして日中にはメイクでシミを隠すことも出来ます。
通常、メイクでシミを隠す際にはファンデーションやコンシーラーを使用するのが一般的ですが、みなさんは最近話題になっている「メイクアップシート」をご存知でしょうか？
今回はメイクの常識を覆す、今話題のメイクアップシートについてご紹介します。
メイクアップシートって？
メイクアップシートとは、大手メーカーパナソニックが最先端技術を駆使して開発した、肌に貼るだけでまるでメイクをしたように肌の悩みをカバーしてくれる極薄のシートのことです。
シミやニキビ跡、毛穴などの肌悩みだけでなく、傷やあざ、ケロイドなどを隠すこともできるため医療向けの活用も大いに期待されています。
メイクアップシートができるまで
肌の悩みを貼るだけでカバーしてくれるメイクアップシートですが、いったいどのようにして作られるのでしょうか？
なんとこのシート、完全オーダーメイドで作られているというから驚きです。
まずは肌診断。
肌状態を特殊な機械で分析し、シミ、しわ、毛穴に加え、人の目ではなかなか見つけることのできない「隠れシミ」を数秒で検出します。
そのデータを元に、一人ひとりの肌に合わせてシートが作られます。
シートの素材には、皮膚の縫合などに用いられるナノシートが使用され、その薄さはおよそ100ナノメートル。
なんとこれは1ミリの100分の１の薄さです。
シートの印刷顔料にはファンデーションやコンシーラーのようなものを使用しているそうで、印刷時間もおよそ2分ととても短時間で作ることが出来ます。
こうして、ものの3分程度で最先端の「メイクアップシート」のができあがります。
こうやって使う！最先端の「メイクアップシート」
完成したメイクアップシートは、とても薄いため専用の器具で肌に貼りつけます。
水で貼りつけることができ、シートをつけた周りをファンデーション等でぼかせばベースメイクをしたように自然に仕上がります。
はずす際も水ではがすことが出来て、クレンジングなども必要ないのでとっても簡単ですね！
気になる料金やコスパは？
さて、これだけ簡単に作れて着脱に時間もかからないメイクアップシート。
とっても魅力的ですが、気になるのはそのお値段ですよね。
パナソニックによると、メイクアップシートは、2020年ごろの市場導入を目指しており、価格は1日1枚使用するとして、1か月4,000円程度を想定しているとのこと。
今後、化粧品メーカーなどに肌を診断してシートを印刷するサービスを展開していく予定もあるそうです。
月に4,000円程度で作るのに時間もかからず、毎日のメイク時間が短縮できたら本当に便利ですよね！
コスパも良いので、忙しい朝には非常に便利なアイテムになってくれそうです。
今まで、ファンデーションやコンシーラーなどのベースメイクは「塗る」というのが一般的でした。
しかし、これから先、メイクアップシートが普及すれば、メイクは「貼る」時代がやってくるかもしれません。
次世代のベースメイクとして、是非みなさんも注目してみて下さいね！