シミができる原因
シミができる原因は、メラニンが大きく関係しています。
メラニンは紫外線から肌を守ってくれるので本来であれば必要なものです。
しかし、肌が紫外線を大量・長時間浴びるとメラニンが増え、ターンオーバーで排出しきれないメラニンが沈着してシミになってしまいます。
紫外線が主な原因になるのは有名な話ですが、ほかにも女性ホルモンや老化も関係しています。
シミができる原因について、幅広い角度から解説いたします。
シミができるメカニズム
まずは、通常の肌がどのようにして紫外線からのダメージを防いでいるか仕組みを解説します。
- 紫外線を浴びてチロシナーゼ(酵素)が活発になる
- メラノサイト内でメラニン色素が生成
- メラニン色素がケラチノサイトに受け渡されて紫外線から肌を守る
- 皮膚の細胞が新しく生まれ変わり古い細胞を排出するターンオーバーを繰り返す
簡単にまとめるとメラニンは紫外線から肌を守るために必要なもので、ターンオーバーによって新しく生まれ変わっています。
そしてターンオーバーで正しくメラニンが排出されないと、メラニンの色素沈着が起こってシミになる仕組みです。
シミができる原因は、紫外線の影響でメラニンが過剰に生成されるケースと、メラニンの生成量は通常通りでもターンオーバーが適切に行われていないケースがあり、2つの原因を併せ持っていることも多いです。
若いうちは大量の紫外線を浴びてもターンオーバーで全て排出できますが、年齢を重ねるごとにターンオーバーでの排出量が少なくなり、シミが発生しやすくなるので注意しましょう。
ターンオーバーが乱れる原因
シミを防ぐにはターンオーバーの乱れを防ぐ必要があり、ターンオーバーが乱れている場合は少量の紫外線しか浴びていなくてもシミができる恐れがあります。
・紫外線の影響
・老化
・タバコ
・ストレス
・ホルモンバランスの乱れ
・疲労の蓄積
・生理、妊娠
上記の原因も肌が老化をするほどリスクが高くなります。
肌の老化スピードを抑制させるためにも、上記で紹介している以外のことを含めて生活習慣の乱れは改善させるようにしてください。
肌の老化の9割は紫外線
肌が老化する原因の9割は紫外線だと言われています。
シミができない状態でも紫外線を浴び続けていると実年齢より肌の老化が早くなります。
若々しい肌状態をキープしたいのであれば、夏などシミができやすい季節に限定せず、常に紫外線対策を徹底するように意識してください。
肌が老化すると、少量の紫外線を浴びただけでもシミになってしまう恐れがあります。
老化は活性酵素を促す
老化をするとターンオーバーが遅れやすくなることに加え、メラニンの原因である活性酸素を促すデメリットがあります。
タバコやストレス、生活習慣の乱れがあると老化の症状を早め、シミが発生しやすい状態に変化していきます。
生理・妊娠中は危険
女性は生理・妊娠中になるとエストロゲンとプロゲステロンが増えてメラノサイトを活性化しやすくなります。
このほか、ストレスや生活習慣の乱れなどホルモンバランスが乱れた際も同等の理由でシミができやすくなるので注意しましょう。
生理・妊娠中や生理不順など、ホルモンバランスの乱れている時期はいつも以上にシミ対策を徹底させてください。
特に妊娠中はシミができやすい期間が続くため、身体のあちこちにシミや黒ずみができるケースが多いです。